テストの花道 第1回 要約するチカラ
要約
なぜそうしたのか、いつどうなったのかなど(5W1H:when, where, who, what, why, how)、「なぜ」「どうして」を繰り返して順にたどっていったり、逆にさかのぼっていったりすることで重要な部分を把握し、まとめていく。
応用可能な範囲
学生:作文、小論文、英語等の長文読解、段落の並び替えなど
一般:プレゼンテーション、報告書、資料作成など
練習問題
- 「シンデレラ」を50文字以内で要約する
- 「3匹のこぶた」を50文字以内で要約する
- 「赤ずきん」を50文字以内で要約する
- 「ジャックと豆の木」を50文字以内で要約する
- 「一寸法師」を50文字以内で要約する
- 「自分の志望する学科とその理由」を50文字以内で要約する
花道の種
その1 : 「ストーリーボード」を使う
ストーリーボード(物語の流れ、絵コンテのようなもの)を作るような感じで、5W1H(When, Where, Who, What, Why, How)の内、
- いつ(When)
- どこで(Where)
- 誰が(Who)
- どのように解決したのか(How)
をまず書き出す。
その後、
- 何が問題となったか、どんな問題に出会ったか(What)
- なぜ、そのように解決したのか(Why)
のような「問題との出会い」を書き出す。
また、
- なぜ(Why)
- どのように(How)
を繰り返すなどして重要な部分を探し出す。
その2 : 型に当てはめる
例えば「三匹の子豚」は子豚が狼から身を守るという話だとすると、「問題解決型」に当てはめて誰がどのような問題にどう対応したか、を中心に考える。
その3 : 逆にたどる
結果(どのように解決したのか)から、その原因(どんな問題に出会い)を探す。
例えば「最後に何を言いたいのか」ということ(結論)からさかのぼって、それに必要な情報を集める。その後、集めた情報を整理して結論に至るように文章をまとめる。
思考力(考えるチカラ)
入試問題の配分は以下のようになっていることが多い。
- 基礎問題50%
受験生なら誰でも解ける問題(基礎学力を問うもの)。
- 標準問題30%
思考力が必要な問題。つまり、考えるチカラが無いと解けない(合否を大きく左右する)が、思考力はトレーニングをすることで身に付けることができる。
近年、大学受験や他の試験でも思考力を問う問題が増える傾向にある。
- 応用問題20%
ほとんどの人が解けない問題(超難問)。
花道委員会
考えるチカラを身に付けるアイデアを提供
国際的な学力調査を担当する教育研究者を中心に結成
100人を超える授業の達人のノウハウをプラス
練習問題の解答例
シンデレラ
いじめられていた優しいシンデレラが、魔法の力で夢の舞踏会へ。ガラスの靴がきっかけで王子と結婚する話。
実践
- 教科書の内容をまとめてみる。
- 映画や小説などのあらすじを書く。
今日の一言
要約するには「ストーリーボード」
テストの寄り道
質問その1 :
質問その2 :
- 最終更新:2011-02-11 12:48:18