テストの花道 第10回 花道の先輩ドキュメント
要約
自分を分析して、自分に合うように勉強方法を工夫したり、目標や戦略を立てたりすることで、目標は達成しやすくなる。
応用可能な範囲
学生:受験勉強、復習など
一般:資格試験など
練習問題
なし
花道の種
なし
内容
その1 : 返し縫い復習法
次に進む前に、前にやった内容を復習するように進める。
例:
1ページ目→2ページ目→1ページ目を復習→3ページ目→2ページ目を復習→4ページ目→3ページ目を復習→5ページ目→・・・のように、前にやった内容の復習を間に入れながら進める。
その2 : 人物ストーリー法
時代ごとに区切り、因果関係(前後の出来事、原因と結果など)を調べてストーリーを追う。
歴史の場合、古代は天皇、中世は将軍、近現代史は首相が変わった時期で区切る。
その3 : 受験は戦略
1.自分を知って敵(目標)を決める
行きたい大学、学部、学科がはっきりすれば必然的に受験科目も決まってくるので、必要な科目を集中的に勉強する。
2.1200時間の受験勉強(計画)
平日は2時間、休日は4時間、夏休みは5時間勉強する。
3.大胆な年間スケジュール
数ヶ月単位で期間と科目を決めて集中的に勉強する。
その4 : 本番力をつける5ヶ条
1.「わかったつもり」を見逃さない
試験で悔しいのは知ってるはずの問題が解けないこと。
問題集などで、できなかった問題には×、途中までできた問題には△、解答の他に途中の過程なども含めてできた問題にのみ◯を付け、×や△だった問題を反復してできるようにする。
2.模試は宝の山
模試は効率的な問題集なので、当日の試験後、解答が帰ってきた時などに復習する。
3.他人と比較しない
昔の出来なかった自分と比較する。他人の成績と比べても落ち込むだけ。
順位や判定よりも自分がどうやれば良くなるかを考える。
4.好きなことを我慢しない
息抜きは必要。我慢できなかった時に後悔するくらいなら我慢しない。気になることがあると集中できない。
5.ナルシスト大作戦
問題が解けた時は喜ぶ。やってきたことを記録し、試験当日でも自分に自信を持てるようにする。
補足
- 応用問題は基礎問題の組み合わせなので、基礎力が身に付けば応用力も上がる。
- 過去問(過去の問題や問題集)は、出題傾向やどんな問題が出るのかがわかるので、対策、戦略が立てやすくなる。
- 何冊もの問題集を使うよりも1冊だけを繰り返す方が効率的。
- 心理学や脳科学の研究によると、他人と比較されるような状況やできたことを喜べない状況では能力が伸びにくい、という結果が報告されている。
練習問題の解答例
なし
実践
- 自分の癖や得意、不得意、目標、夢などを分析し、日々の行動や勉強方法を工夫せよ。
- 最終更新:2010-11-26 21:18:49