テストの花道 第12回 類推するチカラ
要約
過去に解いた問題との共通点やその解き方を思い出し、適用していくことで新たな問題に対応する。
応用可能な範囲
学生:入学試験(入試)、学校の試験、基礎問題、応用問題など
一般:資格試験、解決方法等の提案、仕事への応用など
練習問題
以下のルールに従い、下記の20単語を5つのグループに分けよ。
- 全ての単語をいずれかのグループに入れること
- 2つ以上の単語で1つのグループとすること
- グループにタイトルを付けること
『かっぱ巻き、アルバイト、イヌ、ギター、ファストフード、バス、教科書、携帯電話、坂本龍馬、自転車、受験、所ジョージ、城島茂、水着、成人式、制服、総理大臣、富士山、部活、漫画』
花道の種
その1 : 「~と~」「~であるように」「~である」
「~と~は~であるように、~である」のように説明できる単語を同じグループとして分類する。
例1:
『富士山』と『成人式』は日本と大人の象徴であるように『所ジョージ』はテストの花道の象徴である
とすれば、これらの単語のグループのタイトルは『象徴』と付けることができる。
例2:
『所ジョージ』と『城島茂』は有名人であるように、『坂本龍馬』と『総理大臣』もまた有名人である
とすれば、これらの単語のグループのタイトルは『有名人』と付けることができる。
その2 : 5W1H
いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように行なったか、(5W1H:when, where, who, what, why, how)を考える。
- 構造に迫るグループ 『なにを、なぜ、どのように』
何を問われているのか、なぜ導き出されるのか、どのように行なったか
- 記憶を呼び起こすグループ 『いつ、どこで、だれが、どのように』
似たような問題を、いつ、どこで、だれが、以前どのように行なったか
補足
試験問題の内容:
- 50%が基本問題
- 30%が基礎学力+α(アルファ)で答えを導き出せる問題
(ここら辺で合格/不合格が分かれる)
- 20%が簡単に解けない難関問題
(参考:第1回 要約するチカラ)
問題の解き方:
1.何が問われているか理解する
2.頭の中を検索する ← ここで「類推するチカラ」が必要となる
3.見つけた知識・経験を対応させる
4.問題を解く
練習問題の解答例
グループ1.タイトル 『2文字』
受験、水着、制服、部活、漫画
グループ2.タイトル 『3文字』
教科書、自転車、城島茂、成人式、富士山
グループ3.タイトル 『4文字』
携帯電話、坂本龍馬、総理大臣
グループ4.タイトル 『5文字』
かっぱ巻き、所ジョージ
グループ5.タイトル 『カタカナ』
イヌ、バス、ギター、アルバイト、ファストフード
実践
- 練習問題を再度グループ分けせよ。(1回目)
ただし、「練習問題の解答例」で使ったタイトルを使ってはならない。 - 練習問題を再度グループ分けせよ。(2回目)
ただし、1回目と「練習問題の解答例」で使ったタイトルを使ってはならない。 - 練習問題を再度グループ分けせよ。(3回目)
ただし、1回目と2回目と「練習問題の解答例」で使ったタイトルを使ってはならない。
- 最終更新:2014-07-26 11:06:37