テストの花道 第17回 夏休み!先輩が教えてくれる 弱点克服合宿
要約
問題や学習内容に応じてやり方を変えることで効果的に学習を進める。
応用可能な範囲
学生:試験、単語等の暗記など
一般:資格試験など
練習問題
なし
花道の種
なし
内容
単語の暗記方法
- 反復して覚える(書く+発音する)
- 大きめの単語帳に多くの情報を書いて見て覚える
- 体を使うなど、イメージで覚える
- 単語、意味、自作の例文(イメージや映像などを思い浮かべて作る)を書いてから、単語だけを反復して書いて覚える
- SFOで語呂合わせ、こじつけで覚える
(参考:第8回 自分流 暗記術のススメ、第21回 つながりを見つけるチカラの「英単語の意味の推測」) - ひたすら聞く
数学の問題の解き方
- 絵、図、グラフで表わしてみる
- 気付いたこと、わからないこと、わかっていることを書き出す
(参考:第4回 仮説の立て方)
歴史
- 年表にまとめ、年代、出来事、人名を矢印や線で結び、ストーリーにする
- その時代の映画やドラマなどを見て興味を持つ
英語の長文
- 知らない単語は、語幹から意味を予想して主旨をつかむ
例:unprecedented
この単語は un・pre・cede・ent・ed に分解でき、それぞれを詳しく調べると
- un- は否定の接頭辞で「~ではない」という意味
形容詞、副詞、名詞に付く - pre- も接頭辞で「あらかじめ、前の、前部の、~以前の」という意味
ちなみに反意語は post-、関連語は ante- (「前の」という意味) - cede はラテン語の cedere を語源としていて「行く」という意味
なお、例に挙げた語の場合は precede(「~より先に来る、~の前に来る、~の前置きをする」などという意味の動詞)で1語と考えても良い - -ent は形容詞の語尾(接尾辞)としては「性質、状態」を表わす
名詞の語尾(接尾辞)としては「~するひと、~するもの」という意味 - -ed は動詞の過去形、過去分詞の語尾(接尾辞)で過去を表わす
あるいは名詞に付く形容詞語尾(接尾辞)で、「~を持った、~の特徴のある」という意味
ということがわかり、これらのことから「前に来たことのない」というような意味であることが推測できる。
実際に辞書で調べると「前例のない、空前の、今までに例のない」という意味の形容詞であるので、ある程度の意味は推測できていたことがわかる。
※英語という言語はラテン語やケルト語、ゲルマン祖語などが混ざったり影響を受けたりした歴史があり、特にラテン語を語源としている単語は辞書にも説明が載っている場合も多いので知っておくと良いこともある。ただし、ラテン語の意味から大きく変化している単語も多いので注意が必要である。
英作文
- 場所、状態、時間(所ジョージ)を組み合わせると書きやすい。
練習問題の解答例
なし
実践
- 問題に合わせて解き方を工夫せよ。
- 普段行なっている暗記方法を見直し、工夫せよ。
今日の一言
テストの寄り道
質問その1 : 勉強をするうえで夏休みを有効に過ごすには どうすればいいですか?
目指す大学の試験問題に挑戦し、得意・不得意科目を明確にする
質問その2 : 苦手科目を克服するには どうしたらいいですか?
- 数学:できなかった問題をノートにまとめ 何度も見て苦手を克服
- 英語:「英単語」だけでなく「構文」「間違い」などを1冊のノートにまとめて覚える
- 世界史:天明流 世界史勉強法
(10日間で120ページを覚える場合)
- 1日目:120ページ全部読む
- 2から5日目:30ページずつしっかり読む(1周目)
- 6から9日目:30ページずつしっかり読む(2周目)
- 10日目:120ページ全部読む
- 最終更新:2011-02-11 15:37:33