テストの花道 第3回 集中力パワーアップ
要約
音楽や香りで集中しやすい環境を作るか、運動や呼吸法で集中できる状態にすることで集中力を高める。
応用可能な範囲
学生:勉強、学習、試験、部活動などの試合、本番の時など
一般:細かな作業、失敗できない作業をする時、資格試験等の学習の時など
練習問題
なし
花道の種
なし
内容
運動
体を動かすことで集中力を高める。ただし、疲れ切ってしまうとその後で眠くなるなど、逆効果になりかねないのでほどほどにしておく。
例:
- 10分間走ってから勉強
- 腕立て伏せ・腹筋・スクワットを4~5分行う
※体を動かすことで脳を含む体全体の血流が良くなるので脳に良いらしい。
音楽
音楽を聞くことで集中力を高める。
最初は音楽を聴いているが集中すると音楽は聞こえなくなる。
※歌詞のある音楽(歌)は歌詞の理解に意識が分散するため、集中を妨げる可能性がある。
例:
- ヴィヴァルディ作曲 ヴァイオリン協奏曲「四季」
- ショパンの曲やマーチ(軍艦マーチ、トルコ行進曲など)のテンポ116の音楽
※最近の研究結果によると、ある程度の音や雑音があった方が集中できるらしい。そろばん塾はその良い例である。ただし、音量が大きすぎる場合や嫌いな音楽、眠くなる曲などは避けた方が良い。
アロマ
香りで集中力を高める。
例:
- ローズマリー・レモングラス・ペパーミント・バジルなどが集中には効果的
匂いのかぎ方はティッシュに好きなオイルを2、3滴 含ませてかぐ - 香水を首回りや手首などの温度の高い部位に付ける
※脳科学等の研究結果によると、脳の記憶や感情を司る部分と匂いに関連する部分が近いので記憶や集中には良いらしい。ただし、匂いはすぐに慣れてしまうので、少なくとも何種類か用意して同じ物ばかりを使用しない方が良いと思われる。また、同じ物を使い続けると匂いが染み付いてきつくなることもあるので、やはり数種類を用意した方が良いと思われる。
ヨガ
呼吸法によって集中力を高める。
例:
①息を止め苦しくなったら10~20秒程度我慢し、酸素不足の状態を作る。
②おなかをへこませる勢いで鼻から息を吐き出す。肩のチカラを抜く。
③片足で立ち両手をあげる立ち木のポーズの状態で②を、さらに①をおこなう。
人前でも出来る集中のスイッチを入れる呼吸法
①鼻で3秒息を吸って 3秒で吐く。
②10回続けたら息をとめ 苦しくなってから10~20秒程度我慢する。
※ポーズよりも呼吸法の方が重要。脳などに酸素を供給することが目的なので、単なる深呼吸でも良く、座禅、太極拳、気功などでも良いはず。緊張している時にも有効で、できれば腹式呼吸の方が良いらしい。
エサ
ご褒美を用意することで集中力を高める。
「ご飯をおごってもらう」というのは多くの人にとって効果があったらしい。
※心理学等の研究結果によると、報酬がなくなった場合やがっかりした経験がある場合、大した報酬が期待できない場合などでは、かえって能力や集中力が低下することもあるらしいので、他の方法と比べるとあまりオススメできない方法だと思われる。
補足
- 毎日同じ事をしたり、同じ場所にいたりすると飽きるので、たまには方法を変えるとか場所や物の配置(環境)を変えるといったことも必要。
- 脳科学等の研究結果によると、制限時間を設けることで集中力が高まることもあるらしい。ただし、高い集中力を維持できる時間はせいぜい15分程度であるらしいので、休憩を入れずに長時間連続して行なうようなことは避けた方が良い。また、長時間同じ事をしたり寝ないで続けたりすると、脳の神経細胞(脳細胞)が少なからず破壊される、記憶が定着しない、能率が大幅に低下するなど、逆効果となる場合があるらしいので、長くても1時間程度続けたら5~15分は休憩する方がより効率的であると思われる。
- 脳を使った後に体を動かしたら、何もしないで居るよりも脳が早く回復した、という研究結果もあるようなので、「頭を使ったら体を動かす」という休憩方法が良いと思われる。ただし、激しいスポーツや運動は疲れるので避けた方が良い。
練習問題の解答例
なし
実践
- 様々な方法を試し、自分が集中しやすくなる方法を探す。
今日の一言
「集中力」自分のスイッチを探すべし
テストの寄り道
質問その1 :
質問その2 :
- 最終更新:2011-05-12 20:38:27