テストの花道 (第54回) 夏休み勉強法 やるぞ!8月編
- 要約
- 応用可能な範囲
- 大学生等の話
- 対策別
- 三日坊主
- 苦手な問題を克服する、得意科目に変える、得意科目を作る
- 基礎を固める
- 教科別
- 生物、物理などの理系科目
- 日本史、世界史
- 古文、英語
- 数学
- 小論文
- その他
- 練習問題
- 花道の種
- 練習問題の解答例
- 実践
- 今日の一言
要約
3日間の短期計画で飽きずに実行できるようにすることで失敗や挫折を減らし、自信をつけ、苦手を克服する。
応用可能な範囲
学生:受験、資格取得、夏休みなどの長期休業中の勉強計画
一般:仕事の計画、資格取得のための勉強計画
大学生等の話
- 最初は必ず達成可能な計画にする。
- 2回目以降は自分に合った計画となるように工夫する。
- 計画は実行しなければ意味が無い。
- 計画、実行、修正を繰り返すと良い。
- 長期計画よりも短期計画の方が達成しやすい。
- 多くの人は途中でだらけるので、区切りを入れた方が良い。
- 計画の段階ではわからないことや不安だったことが、実行することによって初めてわかるようになる。
- 苦手意識や不安は、計画を実行に移して目標を達成すると自信がついて和らぐ。
- 自信を持つことができれば、不安や焦りなどが軽減できる。
- 無理なく実行できる程度の量となるように計画を立てることで失敗や挫折を減らす。
- 夏休みは、やることをやった後に休んだ方が良い。
- 後回しにすると不安を抱えたままになるので充分に休めないし、遊んでいても充分に楽しめない。
対策別
三日坊主
飽きっぽく長続きしない、長期計画だとうまくいかないというような場合、例えば30日=3日間×10回と考えて、3日間で達成可能な目標を立てる。
毎日違うことを行なうようにすることで飽きにくくするだけでなく、段階を追って進めることで効果的に勉強することができる。
補足 :
- 勉強時間の合計を計ることでやる気が出たり達成感が得られたりする人は、公式サイトのBENBUタイマーのような物を使うと良いかもしれない。
- 適温だからといって集中力が続くとは限らず、(個人差があるので何とも言えないが)夏なら少し暑い、冬なら少し涼しいと感じる程度の温度の方が集中できるとする研究結果もあるらしい。
- 暑いことを言い訳にして怠けるのはもったいないし、無理をして熱中症などになっては元も子もないので、体調、食事(栄養のバランス)、水分補給などには充分に気を配ることが最も重要だと思われる。
苦手な問題を克服する、得意科目に変える、得意科目を作る
- 1日目、2日目
試験などでよく間違えた問題と同じ分野、種類の(教科書や問題集、参考書などの)例題、問題を繰り返し解く。
- 3日目
試験などで間違えた問題を解く。
注意点 :
問題文と解答の両方をノートに書く。問題文をノートに書くことで、意味を理解し、問題文に含まれる情報を把握する。
補足 :
解答だけだとどの問題の解答なのかノートを見るだけでは分からなくなるので、そういう意味でも問題文は書いておいた方が良いと思われる。
ついでに、教科書なのか、問題集なのか、参考書なのか、何ページの問題なのか、文字や記号を書いておくか、ノートで分けるなどして判別できるようにしておいた方が良いと思われる。
基礎を固める
- 1日目
分かっていない部分を洗い出して列挙する。
- 2日目
列挙した内容をよく調べて理解する。
- 3日目
問題を解いてみる。
教科別
生物、物理などの理系科目
新聞などの科学欄は一般人に分かるように絵や図を交えて書かれている。長文問題の対策として、科学系の文章を読んで慣れておくと良い。
補足 :
ニュースなどのテレビ番組、インターネット上のニュースでは、絵や図だけでなく動画(アニメーションなど)まで含まれている記事もある。
日本史、世界史
苦手だったり理解出来ていなかったりする場合、その時代の漫画やドラマなどである程度の流れを把握したり、興味、関心を持ってから勉強すると良い。
- 1日目
ある時代に限定し、全体的な流れが分かるような年表を作る(ノートに書く)。
- 2日目
作った年表に、教科書や参考書から詳細が分かるような内容をノートに書き加える。
- 3日目
その時代の問題を解いてみる(覚えているか、理解しているかを確認する)。
補足 :
これらのことを、時代別、地域別に実行していく。
古文、英語
単語や文法が分かるようになれば、問題にある文章も理解出来るようになるはず。読んでも分からなかった、理解出来なかった問題の文章を使って、単語や文法を列挙すると効率が良いと思われる。
センター試験の問題は1~3年までの内容(単語や文法、構文など)が凝縮されているので、過去のセンター試験の問題などで行なうと良い。
1年生でも2年生でもセンター試験の問題を解いてみるのも良い。
- 1日目
読んでみて分からなかった単語や文法を列挙し、それらについて調べる。
- 2日目
列挙した単語や文法を覚える(意味などを理解する)。
- 3日目
調べた内容を思い出しながら(できるだけ見ないようにしながら)問題にある文章や長文を読んでみる。古文は現代文に、英文は邦文に(訳文に翻訳)してみる。(古文も英文もそのまま理解出来るのが理想ではあるが、そうなるまでにはそれなりの時間が掛かるので、最初は訳して理解することから始めるのが良いかもしれない)
補足 :
1回(3日間)につき1問、1~2ページずつに区切って進めるなど、無理なく実行できる程度に限定すると良い。
数学
特に苦手な場合は、例題の問題文と解答を書き写す。わからない部分はよく調べるなどして理解しながら書き写すようにする。
試験の時などに自力で解けるようになることが重要なので、勉強の段階で解答を見ることは悪いこととは限らない。
解法を理解して覚えれば、類似の問題も解けるようになる。1度解いたからといってできるようになるとは限らないので、効果を見るためにも確実にするためにも何度か繰り返し(断続的に)解いてみることが重要になる。
補足 :
数十秒間考えても解法が分からないような問題に対しては、脳が解法を忘れている(思い出せない)か理解出来ていない状態である場合が多いようなので、解答を見て必ず手順や方法を理解しながら解くようにすると良いと思われる。
小論文
新聞やインターネット上のニュースなどの記事から、興味や関心のあるテーマや、過去に問題として取り上げられたテーマの記事を切り抜いてノートに貼り、その記事に対する自分の意見を余白に書き込む。自分の知識や経験を基にした意見や考えを書くことが最も重要となる。
補足 :
正答や解答は基本的に存在しないので、ホームページやブログなど、他の人の記事を読んで参考にするか、先生に頼んで見てもらうのが良いかもしれない。
その他
その他のアドバイスは公式サイト(下記)にある。
練習問題
なし
花道の種
なし
練習問題の解答例
なし
実践
今日の一言
3日間の勉強法で脱三日坊主
「NHK 教育テレビ テストの花道 夏休み勉強法 やるぞ!8月編」より引用
- 最終更新:2011-08-08 23:57:44